なるほどね。

北海道民独身男性の日常

言葉の遣い方

同じことを伝えるにも、色々な言い方ができる。

簡潔に、相手の立場を考えた伝え方ができればいいが、なかなか難しいものだ。

普段仕事をしたり、お店に入ったりすると新しい表現の仕方に出会う機会が多い。

「ああ、あんな表現の仕方もあるんだ」と参考にすることも多い。

それと同時に、「どうしてあんな言い方をするんだろう」と思うこともある。

 

私が一番苦手なのは、自分の意見をさも世間の常識のごとく表現する言い回しだ。

「社会では〜」

「常識的に考えて〜」

「人として〜」

「〜するのが筋だろう」

といった表現は、「あなたが社会的に間違っている」と糾弾する響きを持つ。

こんな言われ方をすると、「そうか、この人の思う"社会"ではそうなんだ」と思う。

いわば、主観的な社会通念の押し付けというべき表現だ。

下手に言い返しても疲れるので、大抵は「申し訳ございません」と言っておく。

それで場は治るが、しかしどことなく後味がモヤモヤとする。

「〜しないとこういう理由で困るので、次から気をつけて」で済む話なのだが。

そんなわけで、私は出来る限り上に挙げたような言い方をしないよう気をつけている。

 

ただ、言葉というのは難しいものだ。

意図した通りに伝わらないことも多い。

知らないうちに、相手にイヤな思いをさせていることもきっとあるのだろう。

それをいちいち気にしていてもしょうがないのだが。

そう考えると、嫌味な言い方をされても気にしないのが一番なのだろうか。

そうして少しずつ、見た目上の感受性を失っていくのが、大人になるということか。

なんだかそれも少し、寂しい話だと思う。