なるほどね。

北海道民独身男性の日常

車窓

列車に乗るのが好きだ。

 

取り立てて鉄オタだとか、そういうことではない。

車窓を流れる景色に入り混じるものに興味がある。

それは人々の生活とか、季節の移ろいとか様々だ。

 

例えば春なら、田んぼに水を張り始める様子。

ミズバショウフクジュソウが咲き始める様子。

山々を若い緑が覆ってゆく様子。

 

街中なら家々の庭だとか、行き交う人や車だとか。

初めての街なら、どんなものも新鮮に映る。

久々の来訪なら、変化に気づくこともある。

いつの間にか店が出来たり無くなったり。

古いビルが洒落た建物に一変していたり。

時間帯によっても、街は表情をガラリと変える。

夜景の灯りひとつひとつに誰かの生活が宿る。

それを次々と眺めるだけで楽しい。

 

車を運転しながら景色に気を遣るのは難しい。

この様な楽しみ方は列車ならではのものだろう。

あちらこちらで鉄道の廃止が囁かれる時代だ。

ローカル線の旅に出るのは、きっと早い方が良い。