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なるほどね。

北海道民独身男性の日常

かけそば

寒い。本当に寒い。

今週は日中もあまり気温が上がらず、夜には車の温度計が4度を指した。

もはや、招かれざる冬が到来した感がある。

 

ここ数日、とある村で仕事をしていた。

村名産のそばは割と有名で、遠くから食べに来る人もいるらしい。

 

昼休みに入り、寒さに震えつつ駅にある立ち食いそば屋へ足を運んだ。

ご高齢のお爺さんとお婆さんがひっそりとそばを売っていた。

かけそば一杯370円。

美味い。

決して特別でも高級でもない。

ひたすらに素朴。

そば、つゆ、ネギの香りが調和して、しみわたっていく。

温かい。

もう、それだけで幸福な気持ちになれる。

普段、温かい麺類を食べる時は必ず汁を残すのだが、今回は飲み干してしまった。

 

この駅は、近く廃線によって無くなる可能性があるという。

お二人が元気なうちは是非続けていただきたい名店だけに、寂しいものがある。

 

後味にカツオだしの香りだけでなく、ほんのりとした哀愁の漂う、そんなそばだった。