なるほどね。

北海道民独身男性の日常

夏だ。

住んでいる所によって、季節感というのは随分違う。

年齢によっても感じ方が違うのかもしれないが。

 

今まで人生で8回の引っ越しを経験してきた。

北海道の苫小牧市、札幌市、小樽市名寄市、そして宮城県仙台市

どの夏もみんな違う夏だった。

 

苫小牧市は北海道の太平洋側にある。

太平洋側といえば、本州だと夏にカラッと晴れるイメージが有るかもしれない。

しかし北海道の太平洋側は真逆だ。

夏には海霧が立ち込め、さながらサイレントヒルである。

最近は少し気候が変わってきたようだが、昔は半袖いらず、クーラーいらずだった。

 

それに引き換え、札幌の夏は暑い。

しかし、うだるような暑さの時期は本当に短い。

お盆には、もう涼しさを感じるようになる。なかなかにいい気候だ。

 

小樽市は、海に面していることもあってか、それほど暑かった記憶はない。

しかし小樽の特徴である急な坂は、夏になると地獄になった。

「地獄坂」という坂もあったが、なるほど言い得て妙である。

 

名寄市は札幌から200km北にあるのだが、内陸であるため一番過酷な夏となる。

30度をあっという間に超える夏と、−20度まで下がる冬。これが北海道の内陸だ。

今年は蝦夷梅雨がやってきたのか、とにかく蒸し暑くてかなわない。

 

蒸し暑いといえば仙台だ。

仙台は梅雨の時期に寒くなるのが特徴だが、梅雨が開けても乾燥することはなかった。

肌に張り付くような暑さ。ダラダラと続く残暑。

あの夏を経験して、北海道に戻ろうと思ったわけだが。

今思えば、それでよかったのだろうか。

 

8月を迎え、内陸本来のカラッとした爽やかな時期がやってくることを祈るばかりだ。

もっとも、夏はあと半月で終わるけれど。

 

夏が終わり、秋が来て、そしてまた一つ年をとるのである。