なるほどね。

北海道民独身男性の日常

若さとは何か。

とある歌の詞によれば、振り向かないことだという。


思うに、若さの定義は「失うこと」にある。

若さゆえに失い、若さゆえにそれを埋める何かを求めてもがく。

そうしてある時、ふと諦めて、若さそのものを失ってしまう。

ならば老いとは即ち「諦め」なのだろう。

何かを求めてがむしゃらに進んできた道の半ばで諦め、失ったものを悔いてため息まじりに引き返す姿を想像すれば、なるほど確かに若さとは振り向かないことと納得する。


なぜこんな話をするかと言えば、昨日までの出来事がきっかけだ。

友人が結婚した。

なんということは無い。もう28歳だからありふれた話だ。

新郎となった友人は、輝いていた。

自分の諦めかけていた結婚を実現し、堂々と周囲に知らしめた。

そんな彼の光に照らされた自分の姿に、どういう訳かひどく老いを感じた。

年に似合わない、不自然な老いが醜いと感じた。


結婚すれば多くを失うだろう。

自由な時間、自由なお金、自由な発言。

しかしこれは、いわば能動的な喪失だ。

それらを埋め合わせて余りある何かを求めて、友人は失うことを選んだのだろう。

なんて無謀で、なんて若いんだろう。


いずれ誰もが若さを失うが、そのペースは人それぞれだ。

あともう少しだけでも、若さを持って生きていたい。そう思った週末だった。