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なるほどね。

北海道民独身男性の日常

とうとう、見てしまった。

今年も空から例の白いアレが降ってきた。


出張先の稚内は、日本最北端の街だ。

もうそろそろ降っても不思議では無いのだが。

つい先週タイヤ交換をしたばかりである。

何事も、心の準備というものが必要ではないか。

今月末にチラリと舞うくらいにして欲しかった。


それにしても、稚内は寒い。

外気温は車の温度計で既に3度。

今週末にはさらに下がり、氷点下もありえる。

最北の地には、冬の足音が響き渡っている。


沖縄辺りにフラッと旅行したい、そんな気分だ。


カフェイン

割と何にでも入っているらしい。

コーヒー、緑茶、コーラは有名だが、ココアやチョコレート、風邪薬にも入っている。

 

20歳を過ぎた辺りから、急にカフェインに対して耐性が無くなった。

デカフェではない普通のコーヒーを飲むと、まず間違いなく酔っ払う。

やたらと陽気になって、やがて酔いが醒め、途端に胃が痛くなる。

そして眠れぬ夜を過ごすことになる。

 

昨日の昼、出張先の町で食堂に入った。

小さな町である。食べられる店の候補が数件しか無い。

前もって調べていた店は、定休日の案内も無いのに休みだった。

火曜日といえば多くの飲食店が休む日だ。辺鄙な所なので仕方がない。

結局町を回って見つけたその食堂は、もともとはお寿司屋さんだったようだ。

今も寿司を出してはいるが、他にもラーメンやそば、カツ丼などもやっているらしい。

 

そんな食堂兼寿司屋でまず出てきたのは、寿司屋らしくアガリ(緑茶)だった。

なんとも自然に出てきたそれを、これまた自然に飲んでしまった。

しまった、と思った時にはもう遅い。

コーヒーほどではないが、何となくフワフワして多弁になった。

そしてその晩、夜中に何度も目が覚めた。

 

おかげで今日はすっかり睡眠不足である。

明日は出張で180kmほど北上しなくてはいけない。

早めに寝よう。

運転マナー

北海道の運転マナーは、全国的に見ると悪い方らしい。

交通事故での死亡者数も、毎年上位の常連である。

本州でも愛知県などは運転の荒い地域として知られるが、実際どうなのだろうか。

以前住んでいた仙台も、交通マナーはなかなかにひどかった記憶がある。

愛知の交通事情を見たい気持ちもあるが、自分で運転するのは勘弁願いたいものだ。

 

車線変更を次々繰り出す通称「名古屋走り」は、北海道ではそれほど見ない。

というより、3車線以上の道路を見かける機会が都市部以外でほとんど無い。

その代わり、スピードがとてつもない。

もう時効だが、免許取り立ての頃、田舎道を80キロで走っていて猛烈に煽られた。

高速を100キロで走ったところ、軽自動車に140キロ位で抜かされたという話もある。

北海道はとにかく広いので、急がないと目的地にいつまで経っても着かない。

それは確かにそうなのだが。

 

折角の人生、あまり生き急ぎたくはないものである。

少し人間観察をすればわかるが、人には色々な癖がある。

例えば、舌打ちをする。

指でトントンとリズムを取る。

貧乏ゆすりをする。

大抵は、見ていてあまり気持ちのいいものではない。

 

かくいう自分にもいくつか癖がある。

小学校の低学年までは、鉛筆をかじる癖があった。

やがて唇の皮のささくれを噛むようになった。

今はリップクリームを常備して改善したが、たまに唇が荒れるとついやってしまう。

そして一番治したい癖は、指にできた逆剥けをいじる癖だ。

ひどくなると血が出て痛むのだが、それでも止まらない。

ストレスがかかるとそれに比例してひどくなるので、指先を見れば現状把握ができる。

最もひどかった小学校高学年ではほぼ全ての指先がボロボロになっていた。

リストカットをしたことはないが、それに近い一種の自傷だと認識している。

唇の皮を噛んでしまうのも、似たようなものだろう。

 

幸いなことに、父親の鼻毛を引っこ抜く癖は遺伝しなかった。

あれは本当に、家族の前でもやめて欲しかったなぁ。

満月

体調が悪い。

どうにも今日は調子が悪い、そんな時はだいたい満月だ。

実際、寝付きが浅くなるといった研究結果も報告されているらしい。

交通事故なども満月の日に多くなる傾向があるという。

 

夕方、ふと思い立って買い物に出かけた。

家に備蓄していた食料や飲料水が底をついたのだ。

外は先週の寒さが嘘のように暖かかった。

気温18度。虫たちもここぞとばかりに飛び回っている。

昼間ひたすら寝て過ごしたのを若干後悔した。

 

隣町のイオンでワクワクお買い物。

いつも水はキリンのアルカリイオン水、お茶は十六茶を箱買いする。

あとはカップ麺の類を少しずつ見繕ってかごに入れる。

カレーメシが新しくなっていたのでビーフとシーフードを買ってみた。

冬の必需品であるパックのおでんもゲットした。

支払いは、最近はカードをもっぱら使っている。

カード払いをすると会計が一瞬で終わる。ポイントも貯まる。

 

帰り道に山岡家で味噌つけ麺大盛りと餃子を食べた。

山岡家で毎回もらえるサービス券を5枚貯めると餃子がタダになる。

醤油と酢を1:1で混ぜたタレに付けていただく。パリパリのジュワジュワだ。

今日のつけ麺は麺が少し伸び気味だったものの汁の調合が絶妙だった。

満足して店を出て、自販機で飲み物を買う。

ポップメロンソーダを買ったつもりが、CCレモンになってしまった。

 

ふと空を見ると丸い月が出ていた。

なるほど、満月だ。

買いそびれた3枚重ねのトイレットペーパーは、また来週買うことにしよう。

寄り道せずに、今日はまっすぐ帰ることにした。

ブログのタイトル

なぜ「なるほどね。」なのか、という話題だ。

 

もう2年くらい前の話だが、職場でお世話になった上司がこんなことを言っていた。

 

「誰かと話をしている時に、安易に『わかりました』なんて言っちゃいけない」

「自分では相槌のつもりであっても、それは口約束だ。一番のトラブルの元だ」

「『なるほど』とでも言っておきなさい。傾聴の表明だけで否定も肯定も無い」

 

これを聞いた時の感想が、そのままブログのタイトルになっている。

 

これは色々なことに応用できる考え方だと思う。

一旦相手の言うことを、どんなことでも「なるほど」と受け入れる。

その後で反芻して、「理解できるが賛成できない」などと考えればいい。

 

ただ、何に対しても「なるほど」と受け止めるのはそう容易いことではない。

人間なのだから、「おまえは何を言っているんだ」と感情的になることもある。

 

この世で最もムダなことは怒ることだと思う。

怒りを外にぶちまけて、何か良いことが一つでもあるのか。

「雨降って地固まる」とは言うけれど。

経験上、必ず後で後悔することになる。

そんなのは、面倒くさいだけである。

 

「なるほど」、面倒くさがりを自称するなら、ぜひ身につけたいフレーズである。

それでは早速、用法例を何個か挙げてみよう。

 

「なんで結婚しないの?相手が居ない?婚活すれば?」

「なるほどね」

 

「この前元カノがさ〜」

「なるほどね」

 

「ヤバいですヤバいですもう本当にヤバいんですぅ」

「なるほどね」

 

「明日の北海道は朝のうち気圧の谷が通る影響で大気の状態が不安定になるでしょう」

「なるほどね」

 

うん、なるほどね。

かけそば

寒い。本当に寒い。

今週は日中もあまり気温が上がらず、夜には車の温度計が4度を指した。

もはや、招かれざる冬が到来した感がある。

 

ここ数日、とある村で仕事をしていた。

村名産のそばは割と有名で、遠くから食べに来る人もいるらしい。

 

昼休みに入り、寒さに震えつつ駅にある立ち食いそば屋へ足を運んだ。

ご高齢のお爺さんとお婆さんがひっそりとそばを売っていた。

かけそば一杯370円。

美味い。

決して特別でも高級でもない。

ひたすらに素朴。

そば、つゆ、ネギの香りが調和して、しみわたっていく。

温かい。

もう、それだけで幸福な気持ちになれる。

普段、温かい麺類を食べる時は必ず汁を残すのだが、今回は飲み干してしまった。

 

この駅は、近く廃線によって無くなる可能性があるという。

お二人が元気なうちは是非続けていただきたい名店だけに、寂しいものがある。

 

後味にカツオだしの香りだけでなく、ほんのりとした哀愁の漂う、そんなそばだった。